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京都市社会教育委員のコラム 園部 晋吾委員 ~五感で味わう~

  • 社会教育委員
  • 2017年5月1日

京都市社会教育委員のコラム 園部 晋吾委員 ~五感で味わう~

「五感で味わう」
京都市社会教育委員 園部 晋吾委員
(NPO法人日本料理アカデミー地域食育委員会委員長,山ばな平八茶屋若主人)

「味ってどこで感じますか?」舌は確かに味を感知するセンサーなのですが、実は舌だけで感じているのではないのです。舌で感じることのできる味は、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つだけ。この5つを五味といいます。でもこの五味だけではどんな料理の味も表現できません。鼻・目・耳・口の中の皮膚感覚、それらがあって初めて味を感じることができるのです。これらを五感といいます。
五感の中で一番鈍感なところが舌。同じ料理でもきれいに盛り付けてあるものと雑に盛り付けてあるものでは味が違って感じられます。同じ果物でも食べる前に高級な果物と言うのと安い果物と言うのでも味が違って感じられるのです。きれいなお部屋でおいしそうに盛り付けられていて、いい香りがして、みんなと楽しく食べられたら、食事は一層おいしくなります。味は五感すべてで感じるものなのです。
「ところで、味わうとは?」
それは五感を使って、考えながら食べること、思いを馳せながら食べること。何で味がつけられているのかな?どこでとれた野菜かな?など。食事はおなかを膨らせるためだけでなく、五感すべてで味わって食べることも大切です。

【園部 晋吾委員 プロフィール】 
山ばな平八茶屋若主人。大学卒業後,3年間の修行を経て家業を継ぐ。現在は,NPO法人日本料理アカデミー地域食育委員長を務め,京都料理芽生会理事,京都市教育委員会の日本料理に学ぶ食育カリキュラム推進委員として食育活動に従事。

~委員からのメッセージ~  
  食を楽しむ。

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