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京都市社会教育委員のコラム「触れたときこそ,学びの入り口」 鈴鹿 可奈子委員

  • 社会教育委員
  • 2015年4月6日

京都市社会教育委員のコラム「触れたときこそ,学びの入り口」 鈴鹿 可奈子委員

現在,区役所,図書館等で配布中の「「京(みやこ)まなびぃニュースレター」第9号。
裏面の京都市社会教育委員のコラム「まなびぃのつぼ」に,「触れたときこそ,学びの入り口」をテーマに,鈴鹿 可奈子 委員がご寄稿くださいました。

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「触れたときこそ,学びの入り口」
京都市社会教育委員 鈴鹿 可奈子(株式会社聖護院八ッ橋総本店専務取締役)

「学生の頃,もっと勉強しておけば良かった」
 よく耳にする言葉で,私も呟くことがあります。
ですが実際,社会人になってからよりも学生時代に学べば,より理解を深めることが出来るのでしょうか。確かに若ければ脳細胞が活発で記憶力も良い,などの科学的な利点はあるかもしれません。けれども,それに勝るのが興味と熱意―知識欲だと思うのです。
 何年か前,海外旅行の際にフランス語が話せればと感じるシーンが多く,滞在中に調べたりお店の方に言い方を尋ねることで,少しずつ会話を成立させるように努めたことがあります。大学時代に単位の取得のために少しだけ学んでいた頃は,そこまで興味を持てず,単語を覚えるだけで苦労していたというのに,旅の終わりには必要なフレーズはいつの間にか口をついて出るようになっていました。
 現在,私の興味は日本の伝統芸能にも向かっています。歌舞伎を観るようになり,そのストーリーや時代背景を知っておきたくなりました。
 これらのきっかけは,全て,興味と知りたい気持ち。その国に訪れたこと,芸能に触れたことで,学びたいという気持ちがむくむくと湧き上がってきたのです。知らない世界を敬遠するのでは無く,まず体験することで,学びのきっかけを掴むことが出来ました。
 「学生の頃,もっと勉強しておけば」。そう呟ける新しい世界に触れた時,私たちは,もう学びの入り口に足を踏み入れているのでしょう。

~委員からのメッセージ~  
何事にもまずは,触れてみる!

【鈴鹿可奈子委員プロフィール】
大学卒業後,信用調査会社勤務を経て,平成18年,家業である聖護院八ッ橋総本店に入社。商品企画などを手がけ,平成23年に新しい形で八ッ橋を提供する新ブランド「nikiniki(ニキニキ)」を立ち上げる。
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「京(みやこ)まなびぃニュースレター」は,京都市役所・区役所及び支所,市立図書館や生涯学習関係施設等で配架しています。

 こちらの京都市教育委員会ホームページから御覧いただけます。 → 
http://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000180070.html

 「京都市社会教育委員会議」って,どんな会議?と思ったあなたはこちらへ → http://miyakomanabi.jp/committee/

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